スイングウェイトやクラブ全体慣性モーメントマッチング方式など

2019/09/11


現在、ゴルフクラブセットはスイングウェイト(バランス調整)をベースに市販モデルはクラブ造りをされています。
他には打ちやすいクラブにクラブ全体の慣性モーメントをマッチングさせる方法などがあります。
ただし、クラブ全体の慣性モーメントマッチング方式は個人個人に適した慣性モーメントが違う、1本1本の工程に時間がかかるなどであくまで個人用カスタマイズにとどまっています。
クラブ全体の慣性モーメントマッチング方式はベースになるモデルもないのでカスタマイズ前のベースモデルは現在主流のスイングウェイト(バランス調整)の市販クラブにならざるを得ないのが現状です。

スイングウェイト(バランス調整)は同じシャフト、同じグリップにおけるヘッドのきき具合の相対評価くらいに考えておけばいいでしょう。
同じバランスでも1キログラムと300グラムでは振り心地が違うのは言うまでもありません。
支点をグリップエンドから12インチする方法、14インチにする方法があり、現在は14インチ法が主流です。
12インチ、14インチの根拠を私は探しきれていませんが
スイングウェイト(バランス調整)はケネススミス社が特許をとった事もあるのである程度の根拠はあるのでしょう。
残念ながらケネススミス社が特許を取得したときの資料を読めていないのでどんな根拠かは私にはわかりません。

一般的に
シャフトが長くなればバランスは重くなります。
シャフトが重くなればバランスは重くなります。
グリップが重くなればバランスは軽くなります。
ヘッドが重くなればバランスは重くなります。

クラブは速く振れる方がいいですが速く振れても運動量は大きくなりません。
クラブヘッドを逆さまに振ると同じ重量でも速く振れますが実打でそのように使用されないのはヘッドがきいていないと飛ばないからでしょう。

 

一般に振りやすいというケースは重く感じない場合が多いです。それなら重量が軽いクラブがいいのではと思いますがある程度ヘッド重量がないと運動量は大きくなりません。(同じようにクラブ全体の慣性モーメントがないと小さければ抵抗がなく速く振れますがそれがいいとは限りません)


運動量は質量×速度となります。
(これは直進運動、並列運動のときで回転運動のときは計算式は変わります)
なので早く振れてヘッド重量が重ければ運動量が大きく飛ぶクラブとも言えます。
ではヘッドが重ければいいかと言うと重くなると速く振れなくなるので速く振れる範囲で重いヘッドが理想です。

一般的にドライバーヘッドの重さは190グラム~210グラムの範囲くらいに収まっています。
これくらいが速く振れるヘッドの限界なんでしょうか?
このヘッド重量がどのように決められたのか私は知りません。
経験値でしょうか? それとも根拠があるでしょうか??

バランスにおける14インチ法、ヘッド重量における200グラム前後という値は意外にバカにできないいい値なのかもしれません。

クラブ全体の慣性モーメントでクラブを揃える方法は確かにいい方法ですが1人1人の慣性モーメントの値は違いますし、スイングが安定していない人にとっての振りやすさのベース慣性モーメント値を決めにくい、また現在の計測器では計り方に慎重に慎重を心がけないと誤差が生まれるので大変です。
(慣性モーメント)= ∑[(回転の中心からの距離)×(質量)]

なので簡易的にクラブの振りやすさを調整する方法としては
クラブ全体重量、ヘッド重量、シャフト重量、グリップ重量、バランス(ヘッドのきき具合の相対値(絶対値ではない))、
クラブを机に置いた時のヘッドの傾き(重心角)、鉛テープなどでクラブ調整する方法が普及しているのでしょうね。

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ゴルフクラブでは慣性モーメントの話がよくあります。
ぶっちゃけ慣性モーメントって何??
慣性モーメントと対比されるのが質量。
慣性モーメントは回転運動における
並進運動、直進時の質量に相当するものです。
質量は耳慣れていると思います。
質量は並進運動、直線での動きで表現される数字。
一方、慣性モーメントは回転運動で表現される数字。
質量が大きいと動きにくいと同じように慣性モーメントが大きいと回転しにくくなります

この慣性モーメントがゴルフクラブにおいて重要な要素にもなっています。

◎ゴルフの慣性モーメントその1 ヘッド左右慣性モーメント(ルール制限5900kg・m2)
オフセンターヒット時の許容範囲を示す数値
「ヘッド左右慣性モーメント」とは、インパクトの瞬間に、重心(スイートスポットまたは芯)を外れて、ボールをヒットしてしまった時に、どれだけ許容範囲が広いかを示す数値です。
「ヘッド左右慣性モーメント」の大きいヘッドほど、重心を外したときの許容範囲が広く、飛距離のロスや方向の狂いが少なくて済みます。

◎ゴルフの慣性モーメントその2 ネック軸周り慣性モーメント
「ネック軸周り」慣性モーメントが高いと、このヘッドの開閉で急な動きができなくなる

◎ゴルフの慣性モーメントその3 クラブ全体慣性モーメント
クラブ全体の慣性モーメントは簡単に言えばスイング時の抵抗。
重かったり長かったりすると値は高まる。(抵抗が大きくなる)

直進、並進運動での質量が重いと抵抗が高まるので回転運動で慣性モーメントが大きいと抵抗が高まるのは似てる。

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★運動量の計算式は質量×速度(mv)で表現される。
質量×速度(mv)で表す運動量は並進運動量とも言われる。
並進運動とは構成するすべての点が同一の速度で移動する運動、直進する運動。
並進運動とは、物体がその位置を変える運動です。

一方
★回転運動における角運動量の計算式は慣性モーメント×角速度(Iω)で表現される。
回転運動とは、その名の通り物体が角度を変える運動。
つまり物体がその場で向きを変える運動。
角度の変化を「角変位」と言い、単位時間あたりの角変位は「角速度」と呼ばれます。

角度は、並進運動での位置に相当する。
位置を時間で微分して速度が、さらに微分して加速度が求められた。
同様に、角度を時間で微分すると角速度が、もう一度微分すると角加速度が得られる。

慣性モーメントは並進運動での質量に相当するもの。

慣性モーメントの意味
「回転しにくさ」の程度を示す物理量、指標が慣性モーメント。
慣性モーメントの値が大きいほど、その物体は回転しにくい。
慣性モーメントは一般に記号Iで示され、並進運動における「慣性質量」に対応する。
単位は[kg・m2]である。

 

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角運動量は慣性モーメント×角速度(L=Iω)で表現されますが
他に回転半径×運動量(L=r×P)でも表現されます。P=mv

慣性モーメントとは、簡単に言うと、物の回り難さを示すものです。
具体的には、
(慣性モーメント)= ∑[(回転の中心からの距離)×(質量)]

 





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