フォーティーン ゲロンディー(FOURTEEN GelongD)CT315  ・・・・究極の飛距離性能とは?

2023/01/23


先週、後輩が購入した「フォーティーン ゲロンディー(FOURTEEN GelongD)CT315」を試打する機会に恵まれました。

ここ最近話題の『飛距離を最優先』で設計されたクラブですね。
飛距離アップは、全てのゴルファーにとって最も関心のある項目でもあり、やはりこういったクラブを目の前にするとワクワクしますね。


↓これ
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まず、実際の試打の感想を述べる前に、フォーティーンについては、私の尊敬する「故 竹林隆光」さんの精神を引継ぎ、時代を先駆けた商品を開発するメーカーですので、このモデルについてその商品設計の意図する部分について確認しておきたいと思います。

さて、フォーティーンのHPのドライバーカテゴリのトップには、これまでのクラブ開発の中でミスヒットが球の曲りに与える影響という部分で、慣性モーメントの大きさを拡大する方向でクラブが進化してしてきたが、その値はすでに殆どのドライバーが4000g・cm2を超えほとんど変わることはないと述べています。
むしろこれが大きすぎることがヘッドコントロールを難しくして振りにくさが生まれることもあると。
そこで同社は人がイメージする打点と設計上のスイートスポットを一致させる。
このようなエネルギー効率の改善し飛距離アップさせることを常に意識して作られているのだそうです。

なるほど。

確かにここ最近発売されたドライバーで慣性モーメントの値が4000g・cm2を大きく下回るクラブを目にしたことはありません。

このカテゴリにスペックに拘ることは、今の時代ではナンセンスなのかも知れないですね。
同社がトライしているように、慣性モーメントの値はほどほどの設計値として振りやすさを最優先し、残る飛距離性能の追及に力を入れるのがこれからの時代のトレンドだと言えそうです。

この点は非常に納得しました。

さて、今回取り上げた、『ゲロンディー(FOURTEEN GelongD)CT315』は、まさに飛距離最優先で設計されたクラブです。

まずは、なんといってもルールギリギリの長尺化。
クラブ長を47.75インチとし物理的な面からヘッドスピードアップを促します。

一般的に1インチでヘッドスピードが1.5m/sアップするとして、9ヤード程度の飛距離アップが望めることになりますので、一般的な45インチのクラブからは2.75インチの長尺化ですから20ヤード程度の飛距離アップも夢ではなさそうです。
でも、これはこのスペックを使いこなせて初めて得られるもの。じっくりとタイミングとプレーンの形成に勤しむ必要もあると思います。

それから、ルールぎりぎりの高反発力。
これは、各メーカーがうたっているフェース肉厚の最適化で高反発エリアを拡大する設計ですね。

ただ、この部分については、個人的には設計思想よりも、その設計値通りに誤差なくフェース面を仕上げることができているかが問われるカテゴリだと思っています。
現状では、ヘッドが作られた生産工場の技術力の差によって、その個体差は意外にも大きなものになっているというのが、周辺の多くのクラブに詳しい方々から聞こえてくる感想です。
こんな経験から、飛距離性能の高いクラブヘッドを見つけ出すのは、意外にも難しいのではないかというのが私自身の経験からの感想です。

同社のクラブヘッドの実際の物作りにおける現場の取り組みについては、私自身などは知る由もないのですが、より高精度の物づくりを基本に考えた企業ポリシーを持ったメーカーだと信じたいと思っています。

次にくる特徴は、同社が『撃心』と呼ぶインパクトのエネルギーを最も効率よくボールに伝える打点をフェースセンターに設置する設計です。
先に紹介した見た目の打点と実際の設計値を一致させる考え方ですね。
これは、多くのプレーヤーに恩恵をもたらす設計ではないかと思います。
皆、フェースのセンターをボールに合わせてそこで打ち抜こうと思っていますものね。


それから、最後の特徴は、長年長尺クラブを作り続けてきたフォーティーンならではのノウハウをつぎ込んだオリジナルシャフトです。
この点ではこれまでの経験から、長尺ならではの切返しの間とタメをもたらし、長さを感じさせない設計になっているとのこと。
まあ、ここは打ってみてフィーリングが合うかどうかですね。

まず、このオリジナルシャフトの特性の前に私が面白いと感じたのは、クラブのバランスについてです。
長さが47.45インチの仕様にあたっては、バランスがD6.5~D7に設定されており、この数値からすると長尺対応によるクラブヘッド重量の軽量化を行っていないようです。

やはり、ある程度の重量がないと飛距離性能に影響があるとの考えと、ある意味“Sフレックス”のシャフトなどは想定するプレーヤーのターゲットが思ったよりもパワーヒッターまでカバーするものになっているのかも知れません。


さて、ここまで商品の特徴を理解したうえで、実際の試打結果はどのような感想となったのかというと、以下の通りです。

まずは、試打することができたクラブのスペックなのですが、ロフト9度47.75インチ使用で、シャフトはオリジナルシャフトの“Sフレックス”です。

これは、純正シャフトの中で、最もしっかりとしたシャフトを装着したモデルです。

実際に、私自身にとっては、恐らくこのスペックがベストマッチングではないかと思えるような印象でした。
全体重量や、シャフトのしなり戻りの感覚や、インパクトまでのタイミング等、そう多くない球数で安定した弾道を実現することができたからです。

普段の使用クラブでの私のヘッドスピードは43m/s程度なのですが、このドライバーにおける平均ヘッドスピードは45m/sを超えるものでしたし、ボールのばらつきも現在のドライバーと比較しても遜色のないものでした。

弾道は高からず、低からず中弾道の私好みの球筋です。

ボールにアドレスした時点では、ボールまで遠いなぁって思いがよぎるのですが、スイングを開始すると普段通りの感覚でボールをヒットすることができました。

この辺りのクラブの長さを感じさせることなくボールをヒットできるところが、長尺クラブの老舗メーカーたる所以なのでしょうね。

純正シャフトを選択すれば、40g台のLシャフトまで存在しますので、幅広い層にも対応することが可能な点も素晴らしい。

アフターマーケットの藤倉や、グラファイトデザインのシャフトも選択可能ですが、
私個人的には、今回試打できたスペックがベストマッチングっぽいです。
何よりも定価で48,000円の価格によるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
実際の購入価格は更にお安くなるのでしょう。

ぜひ、次回は後輩にこのドライバーを借りて実際のラウンドで使用してみたいものです。











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